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夏酒でクールダウン!江戸時代から愉しまれていたひんやり涼酒

  • 2024/05/28
  • katidoki
夏酒2024

こんにちは。酒のかちどき平田です。昨年の夏は特に暑い日が続きましたが、まだアフターコロナの影響もあり、マスクを着けて歩く人も多く見受けられました。今年の夏は脱・マスクの方も多いのではないでしょうか。そんな暑い日にぴったりな夏のお酒や、歴史についてスポットを当てていきます!

江戸時代を調べてみると、こんな飲み物文化がありました。

【江戸時代のカクテル・本直し】

日本には、昔から暑気払いとして飲まれていた「本直し」という酒があります。 焼酎をみりんで割った飲み物で、東京では本直しと呼ばれ大阪・京都など関西方面では「柳蔭(やなぎかげ)」と呼ばれていたお酒です。江戸時代によく井戸などで冷やして飲まれ、いわゆる夏のカクテルで涼を取っていました。

本直し

【夜店で麦湯】

江戸時代の後半になると、「麦湯」と書かれた行燈を掲げる夜店が出現します。麦湯はいわゆる麦茶の事で、縁台に座り、涼風を求めてやってくる客で賑わっていました。価格も手頃で1杯4文(現代なら80~100円)程度と推測されています。ちなみに麦湯店の店員さんは若い女性だったようで、それもあってか店は大いに繁盛したと伝えられていて、夏の夜の景物となったとされています。お酒ではないですが、夜の街の文化に繋がるものを感じますね。

【季節の夏酒】

現代では、夏の暑い日に喉を潤す様々な「夏酒」があります。

酸味のあるお酒

白麹が生成するクエン酸を利用したお酒や、多酸性酵母を使用したお酒など、夏は特に「酸」に注目するお酒が増えています。

マル飛

飛良泉 山廃純米 マル飛 限定生酒

リンゴ酸を多く生成する多酸性酵母、No.77を使用。白ワインを思わせるジューシーな酸味と甘み、生酒ならではのフレッシュな味わいです。

1.8L 3,630円
720ml 1,870円

低アルコールのお酒

通常、日本酒のアルコール度数は15~16%が一般的ですが、13%以下とアルコールが低く、夏場でも飲みやすいお酒が増えています。

夏ヤゴ13

いづみ橋 夏ヤゴ13 生もと純米

夏場の田んぼに張られた水中で、ヤゴが13回程脱皮する事にちなみ、アルコール度数を13%に設定しました。香りが穏やかでスムーズな口当たりは、食事にも合わせやすいお酒です。

1.8L 3,410円
720ml 1,760円

ロックで飲んで美味しいお酒

低アルコール酒と反対に、18%位の高アルコール度数に設定し、氷を浮かべて飲む事をおすすめしたお酒です。

かち割り

まんさくの花 吟醸原酒 かち割り

ロックで美味しい、ラベルが目を引く夏酒です。辛口ながらも優しい口当たり。解氷と共に透明感が出て、爽やかでキレの良い味わいに変化します。

1.8L 2,750円
720ml 1,430円

暑い夏はビールや檸檬サワーなど、炭酸でスカッとしたくなりますよね。瓶内二次発酵による日本酒のスパークリングは泡もきめ細かく、バランスの良い味わいに仕上がります。

どぶろっく

陸奥八仙 夏どぶろっく 純米 活性にごり生

夏の暑さを吹き飛ばす、しゅわしゅわの活性にごり酒です。瓶内二次発酵によるバランスの取れた甘味と、すっきりとした酸味が特徴の活性にごり酒です。

1.8L 3,500円(6月中旬入荷予定)
720ml 1,850円(6月中旬入荷予定)

みぞれ酒

みぞれ酒を作ってみました!

百 シャーベット

「みぞれ酒」とは日本酒を凍らせて、シャーベット状にした物です。凍る部分がお酒に含まれる水分で、アルコール分や糖分などは凍らない為、 みぞれ状のシャリシャリとした食感が楽しめます。

きょくこう 貴醸酒 にごり

旭興 貴醸酒 生 にごり酒を使用しました。

720ml 2,640円

甘味と酸味が特徴的で、かつにごりの柔らかさを味わえる、日本酒ビギナーさんにもオススメの1本です。にごりを混ぜて三分の一程度をタッパーに注ぎ、9時間冷凍庫で凍らせました。林檎的な華やかな香りと、さっぱりとしたヨーグルトの様な味わいでした。

夏にぴったりな「酒シャーベット」です♪

今回は夏酒についてまとめてみました。
皆さんも様々な夏酒をお楽しみください♪

出典
・あくがれ
・江戸食文化紀行
・おいしい大麦研究所
・こめから.jp