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家康は甘口の酒が好きだった!江戸酒にトリップ

  • 2023/02/13
  • katidoki

ども、酒の勝鬨ヒラタです(*・ω・)ノ最近はもっぱら酒を片手に、大河ドラマに夢中になっております。「どうする家康」や「鎌倉殿の13人」でもスポットを浴びている鎌倉時代〜江戸時代の背景。酒を酌み交わしながら、重要な台詞を語るシーンがよく出てきます。そういえば、徳川家康は当時どんな酒を飲んでいたんだろう?気になり早速、調べてみました!

江川酒

信長・秀吉・家康も飲んだ幻の名酒
静岡県の伊豆半島、韮山地域(現伊豆の国市)で代官を代々務めた、江川家で造られていた「江川酒」。北条早雲(伊勢宗瑞)が名付け、進物として活用。織田信長や豊臣秀吉ら、名だたる武将に親しまれたそうです。徳川家康は鷹狩りで伊豆を訪れた際に飲み、「うまい!」と感激。野菊を摘んで当時の江川家当主に差し出し、「これを家紋とせよ」と伝えたといわれています。江戸中期、幕府は財政難になり年貢米の徴収を強化。農民の米を集め江戸に送っていた代官は手元に米を確保出来ず、製造中止となりました。

江戸の酒復元プロジェクト
時は流れ2020年5月、当時の醸造方法について記された「御手製酒之法書」が江川邸から発見され、復元プロジェクトが始動。地元の万大醸造さんに依頼し、製法書通りに製造。現代の日本酒より水の量を減らし、米麹の量を多くして仕込んだ所、非常に甘く、酸味が強い酒が出来上がったとの事でした。出来上がった江川酒は一般販売はせずに、寄付の返礼品として提供されたそうです。(出典:東京新聞 TOKYO Web、JR東海 OSHITABI UPDATE)

いやー、なにそれめっちゃ飲みたかったです(;ω;)

うちの酒屋の酒の中から探してみました!
何かヒントになる酒無いかな?と探したところ、ウチにも面白い酒がありました\(^^)/

若竹屋 馥郁元禄之酒(ふくいくげんろくのさけ) 古酒です。
精白や汲水歩合の仕込み配合に特徴を持たせ、5年以上寝かせた複数の熟成酒の原酒を、味を見ながらブレンドされた長期熟成古酒です。先代の蔵元が江戸中期元禄時代の製法を取り入れ、現在の蔵元に引き継がれています。80%精米、日本酒度-30、酸度2.5、アミノ酸3.8と、まさに旨味のかたまりΣ(・ω・ノ)ノ!

若竹屋

若竹屋 馥郁元禄之酒 古酒
わかたけや ふくいくげんろくのさけ こしゅ
1800ml 4,070(税込)
720ml 2,035(税込)


福岡県 若竹屋酒造場

日本酒度:-30.0
アルコール度数:17%
酸度:2.5
精米歩合:80%
アミノ酸度:3.8
原料米:夢一献
酵母:非公開

テイスティングコメント
色もしっかり琥珀がかっています。香りはしっかりとした熟成香を感じます。シェリーやラムレーズン的な落ち着いた複雑な甘味と酸味、苦味や渋味が広がり、スパイシーなニュアンスも感じます。

お燗する温度帯
普通に燗を付けると、酸のばらつきや苦味が浮き出る為、飛び切り燗以上で高めに燗をつけると、熟成のいい甘味や複雑さのバランスがとれる印象です。

こんなお料理と合わせてみました!

お好み焼き

お好み焼き
65℃位の高めの燗で、お好み焼きと。
ソースの複雑な甘味や酸味、スパイシーさと熟成のいい甘味がマッチしました。

おでん

おでん
出汁の旨味と古酒の旨味を一体化させたい!との願望がふつふつとわき上がりましてw
おでんと酒1:出汁2で65℃位の出汁割りに。旨味が凝縮された出汁と調和し、一体化しました。

現代の日本酒とはひと味違った、時の流れを感じられるお酒です。 
皆さんも江戸時代に思いを馳せて、愉しんでみてはいかがでしょうか(^^)/