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Re:定番酒 あらためておさらいする鶴齢 / 新潟県 青木酒造

  • 2023/04/24
  • katidoki

酒の勝鬨トネガワです。最近、試飲会に行ってきました。定番酒をあらためておさらいするブログをいくつかつくってみようと思います。ひとつ目は「鶴齢(かくれい)」青木酒造です。


定番酒とは?

通年、販売しているお酒
ブレない味わいを通年で造り続けるお酒のため、その酒蔵のお酒の特徴もわかりやすくなります。
季節酒や限定酒などは売り切れてなくなってしまうこともありますが、定番酒は在庫をできるだけ保持。在庫を切らすことなく通年飲める酒蔵のスタンダードなお酒として提供されています。

※数量のバランスがとれなくて売り切れる場合もございます。

長年お世話になっている青木酒造目崎さんにいろいろお話をお聞きしてきました。
以下、レポートとなります。

純米吟醸 鶴齢

海外輸出と酒

ラベルに英語表記があることはどの酒蔵でもあたり前になりました。ゆえ、海外での販売比率が増えている酒蔵も多いと思います。鶴齢もその中のひとつです。輸出における酵母の工夫もされているようです。鶴齢:青木酒造ではN74NFargという新潟酵母を使用。アメリカなどでは成分に対する規制などが厳しいらしく、その対応としてこの尿素が出ない酵母を使用しているそうです。

新潟酵母:N74NFargを使用
特徴:酸が出ない。酢酸イソアミル系。吟醸香が出せる酵母のようです。

輸出のことにまで気を配りながら酒造りをしているのだな~と感心しました。
さあ、定番酒について深掘りしていきましょう!


食中酒としての鶴齢

雪男は辛口酒。レトロラベルは旨口酒
辛口はさっぱりした味わいの食に、旨口はしっかりした味わいの食に合わせてみてください!
日本酒度:+は辛口、-は旨口、数値が上がればその特徴が際立ちます。

鶴齢 食中酒

雪男 本醸造 1800ml ¥2,329 720ml ¥1,155
雪男 純米酒 1800ml ¥3,129 720ml ¥1,551
鶴齢 本醸造 1800ml ¥2,329
鶴齢 純米酒 1800ml ¥2,662 720ml ¥1,320

最近の動きとして
雪男とレトロラベル、辛口と旨口の味わいの差にさらに気を配りました。
日本酒度を見るとわかるように雪男は+9程度、レトロラベルは+1程度、8~9程度開きがありますね。雪男の純米はより辛さを引き立たせるため、4段仕込みをやめました。

お財布と相談して
飲食店様もお酒好きの方も普段使う&飲む食中酒は安い方が助かりますよね!その中でも味わいの好みを見つけてマイ定番としてお使いください。雪男、レトロラベルはお燗も美味しいお酒です。是非、お試しください。


バランスのよい鶴齢

「淡麗旨口」という代名詞で、弊社でも昔からオススメしてきた鶴齢純米吟醸です。

鶴齢 純米吟醸

鶴齢 純米吟醸 1800ml ¥3,514 720ml ¥1,738

バランスをとるの難しさ
新酒と古酒を混ぜてブレない味を造り続けてきた純米吟醸ですが、最近はコロナによる出荷減、コロナ後?:2023年4月現在による出荷増で数が読めず大変だったようです。現在は新酒の割合が多く、ブレない味を造るのが難しいようです。。お酒も生き物のため、お酒ファンの方はその辺りも大きな気持ちで迎えてあげてください。


定番酒ではないですが、この時期に出揃う生原酒

搾ったまんまの生の味わいを楽しみたい人はコチラをどうぞ!
精米歩合(米の磨き方を変えた)3種類ご紹介です。

50%精米の純米吟醸はほのかな香り。
対してあまり磨かない60%精米の純米酒はどっしり。
55%の特別純米だけ日本酒度+7.0 → 辛いキレがあります。

鶴齢 純米吟醸 1800ml ¥4,110 720ml ¥2,035
鶴齢 特別純米 1800ml ¥3,777 720ml ¥1,870
鶴齢 純米 1800ml ¥3,221 720ml ¥1,595


上品な高級鶴齢

越淡麗40%精米のお酒です。飲んだ感じは結構甘いニュアンス(日本酒度-7.0)がありました。
リッチなお酒です。

鶴齢 純米大吟醸 1800ml ¥7,359


以上、鶴齢定番酒まとめてみた2023でした。
普段あまり参考にはしない日本酒度が味を見る手助けになりました。
コレ『辛いな!』『甘いな!』と思った時に日本酒度を見ると、ちゃんと変わっていました。

余談になりましたが…
長々と読んでいただきありがとうございます。
鶴齢は勝鬨酒販が昔から応援し続けているお酒でもあります。
是非、飲んで楽しんでみてください!

酒の勝鬨オンラインショップ 青木酒造:鶴齢 / 雪男