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酒の勝鬨酒蔵訪問記 『酒蔵をゆく』 山形県鶴岡市 加藤嘉八郎酒造 2016年2月21日(日)

  • 2016/03/22
  • katidoki

大山十水(とみず)が大好き!

今回は飲食店の喜楽 辻長様、宵のま 高久様とご一緒に勝鬨酒販 営業 黒沼、デザイナー 利根川が
山形県の加藤嘉八郎酒造さんに酒蔵訪問してきました。

駅に着くと加藤さんがお出迎えをして下さっていて、資料や工程表などを用意してくれているなど、加藤さんらしい心遣いに感謝です。

大山訪問記
大山訪問記

精米所へ

藤沢周平さんゆかりの地のすぐ側にあります。

精米機

最新の精米機を購入したと嬉しそうに語る加藤さん ひとつひとつ丁寧にご説明頂きました。

大山訪問記
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精米所で働くスタッフ、仕込み水を運んでくるスタッフの方と合流して さらにお話を伺いました。

自社精米機7台を持つ精米所を2人で管理しています。そのうち一人が権宮司さん!(笑)
1台につき30俵分入る精米機(実際は25俵分)

※1俵につき4斗分 量は60kg
とても気の良い方々で気さくな会話が繰り広げられました。

大山訪問記

精米所の前で記念撮影

大山訪問記

お昼ごはんはヤギがいるお洒落で趣きのあるお蕎麦屋

大山訪問記

『大松庵』さん

大山訪問記
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大山訪問記
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すごくセンスのよい店内で、蕎麦や郷土料理も美味しかったです。

大山訪問記

いよいよ加藤嘉八郎酒造へ 創業明治5年『MEISHU OYAMA』
明治時代の趣が残る渋い蔵構えです。

大山訪問記

蔵の中を志田杜氏にご案内頂きしました。
様々な質問にしっかり穏やかに答えて下さる優しい方でした。

大山訪問記
大山訪問記
大山訪問記
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酒造りの為に考えつくされたガンダムのような機械の数々。

少し高めにヤブタを置くなど、工夫された酒蔵の中を志田杜氏と加藤さんにご案内して頂きました。

大山訪問記
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中でも加藤嘉八郎酒造特製ののOSタンク

大山訪問記

内部には重たい醪(もろみ)【←十水の醪】を撹拌するするための機会が内包されています。

醪(もろみ)が重たいのは上図のように、十水仕込みのため。
通常のお酒より米に対する水の割合が少ないので、通常より重くなります。

このように米の比率が全体の中でも大きいので
十水は米の旨味がたっぷりです。

見学の後は、大山の蔵紹介ビデオを見て

相当なラインナップの試飲。 ズラ~っと並ぶお酒に驚きました。

加藤嘉八郎酒造さんに感謝です。

もちろん十水(とみず)の他にも大山 特別純米、大山 純米大吟醸 吟雅凛匠など銘酒が続きます。
樽酒も好評でした。

試飲が終わった後は、鶴岡の『ジュール・ファスト』さんでディナーを。
地元のカップルのお客さんもよく来られている、リーズナブルすぎる美味しいイタリアンでした!

加藤嘉八郎酒造さんで感じた特徴的な酒造りは

『工夫を凝らした機械と手作業の融合』

楽をするためではない美味しいお酒を造るための作業効率を考えた機械。
人の働きが必要な所と適材適所で行う酒造り。

そして、蔵人が皆、温かく迎えてくれるなど
加藤嘉八郎酒造さんの良さがにじみ出ていました。

加藤嘉晃さん、志田杜氏始め、加藤嘉八郎酒造さん 本当にありがとうございました!


蔵名:加藤嘉八郎酒造
住所:山形県鶴岡市大山三丁目1ー38
酒名:大山・十水
創業:明治5年(1872年)
杜氏:志田 潔 氏
仕込み水:赤川の硬めの軟水
年間生産量:約5,000石(一升瓶換算:約50万本)