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八丈島出張⑥ ~坂下酒造訪問記~

  • 2024/05/14
  • 堀口潤一
坂下酒造

前日に八丈島入し、八丈島酒造、樫立酒造を訪問し夜は山田屋の山田社長と熱く長い夜を過ごしました。AM2:00頃(記憶が定かではない)宿に帰ってきて8:00に朝食の時間。

二日酔いはほぼなく、八丈島らしい朝食をいただきました。

写真を撮り忘れたので今回お世話になりました宿の外観を紹介。

宿
sasaosou

元民宿をリノベーションしたアットホームな宿。女将さん接しやすい!オススメです。

HP:https://www.sasaosou.com/

朝食を終え出発です。車で約5分(近っ)

坂下酒造訪問

代表兼杜氏の沖山範夫さんが出迎えてくれました。

沖山さんは以前は同じく八丈島にあった「磯崎酒造」で働いていた経歴があります。その後、磯崎酒造は廃業。蔵の主力銘柄「黄八丈」の貯蔵酒は坂下酒造さんに譲渡されます。磯崎酒造の廃業後、沖山さんは配管業に転職しますが坂下酒造の杜氏が亡くなり休業状態だったのを知り、再度酒造りの道に戻ります。2021年の事です。

磯崎酒造の黄八丈を受け継いだ蔵で酒造りを再開。これはもう運命でしかありません。沖山さんの取材動画がありますので詳細をご覧いただけると幸いです。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1144578?display=1&mwplay=1

坂下酒造のラインナップです。

黒潮

■黒潮

麦焼酎90%と芋焼酎10%のブレンド焼酎。麹はもちろん麦麹です。東京国税局酒類鑑評会の「本格焼酎部門」で優秀賞を受賞するなど評価も高い1本。香ばしくすっきりとした飲み口に芋焼酎の甘さが広がります。

ジョナリー

■JONNALIE(ジョナリー)

先代蔵元の奥様の名前を冠した愛の酒。黒潮の原酒を樫樽にて貯蔵。それと黒潮をブレンドしています。島ではソーダ割りでよく飲まれていて、ジョナリーハイボール=通称「ジョナハイ」として愛されています。ウイスキーのハイボールとは違う、本格焼酎のほんのりと残る甘みがクセになります。

黄八丈

■黄八丈(きはちじょう)

先述の通り磯崎酒造から引き継いだ銘柄で現在も当時の焼酎を出荷しています。熟成年数は20年以上になります。日本酒造りで使う「黄麹」で造られた麦焼酎。長期熟成酒ですのでまろやかな味わいになっています。

蔵の中を見学させていただきました!

造りを再開してまだ3年目なのでまずは既存商品をしっかりと造るようにしているそうです。とはいえ黒麹仕込やまだまだここでは言えない試みもしてましたよ。

坂下酒造
原料処理はドラムで。
坂下酒造
麹作りは三角棚と呼ばれる製麹装置で。鹿児島や宮崎の焼酎蔵のような設備です。
坂下酒造
蒸留器。昨日訪問した樫立酒造の大きい蒸留器の後なのでより小さく感じます。実際小ぶりです。
坂下酒造

栄光の記録とともに昔の蔵の様子が。木桶蒸留器を使っていた事に驚きました。

坂下酒造

黒潮原酒を貯蔵している樫樽。

坂下酒造

酒名言カレンダー。かなり響く名言が書いています。なかには現在では不適切っぽい内容もありますがそこはご愛嬌。欲しがる人が多いそうです。

これ以外にも秘密の部屋があり今後のリリースが楽しみなものが何種類かありました。

坂下酒造も沖山さんがお一人で造りをなさっています。マラソン大会に出るなどしっかり体力づくりをしているのでこれからも頑張っていただきたいです!

■坂下酒造有限会社

東京都八丈島八丈町三根1778-1

HP:https://kuroshio.atukan.com/index.html

■東京島酒ラインナップはこちら

次回 八丈島出張⑦最終章 ~八丈興発訪問記~ に続く