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八丈島出張④ ~八丈島酒造訪問記~

  • 2024/05/09
  • 堀口潤一
八丈島酒造

欠航のピンチを何とか乗り越え八丈島空港に着いた4/17。レンタカーを借り、対向車が来ない事を祈りつつ小道を走る事2分。近っ(笑)。八丈島酒造に到着です。

八丈島酒造訪問

出向かえてくれたのは奥山武宰士(むさし)さん。(写真左)1991年生まれでGI東京島酒指定蔵では断トツの最年少です。元プロサッカー選手という経歴もあります。父親で社長の奥山清満氏はGI東京島酒管理委員会の代表も務めており、東京島酒のGI指定に尽力されました。

今回、社長が少しだけ顔を出してくれたのでご挨拶をする事ができました。

八丈島酒造のラインナップはすべてに麦麹、白麹を使用しております。

八丈島酒造
軽トラには銘柄が

八丈島酒造銘柄ラインナップです

やえつばき

■八重椿(やえつばき)

麦焼酎に少量の芋焼酎をブレンドした島内で人気の銘柄。創業当時の銘柄が「八重」だったからか、島内では八重椿を八重と呼ばれています。

しまながし

■島流し

衝撃的な酒命ですが東京島酒の始まりでもある丹宗庄右衛門は元々島流しでやってきた方。島流し=罪人ですが八丈島の方にとってはヒーローだったのかもしれません。そんな島流しはアルコール度数も35度と高め。芋焼酎に少量の麦焼酎をブレンドしているフルーティーな1本。

一本釣り

■一本釣り

減圧蒸留の麦焼酎です。香ばしさと飲み口のすっきりさが特徴。漁師さんの豊漁を願って命名されました。

えどちゅう

■江戸酎(えどちゅう)

芋焼酎。島内で栽培した芋を原料に使用します。九州の芋焼酎の原料芋は基本的には焼酎用に栽培している品種ですが、東京島酒の芋焼酎は「食用」の品種で造ります。白黄色芋系・紫色芋系・橙色芋系のさつま芋をすべて使用しております。色んな品種を栽培しているのはどれかの品種が病気になっても他で賄うため。昔からリスクヘッジができているんです。そんな江戸酎は蒸留後3年熟成して出荷されます。華やかな香りと甘みが特徴です。

■maruse(マルセ)

家族で造った銘柄。麦+芋+炭酸ガスの商品。麦は通常70%ほど精麦して使用しているところ50%まで精麦。きれいな味わいを表現。芋は自分たちで栽培したものを使用。ブレンドののち炭酸ガスを入れたスパークリング焼酎です。

蔵の中を見学させていただきました!

八丈島酒造
麦焼酎もろみ
八丈島酒造
芋焼酎造りで使用する芋粉砕機。以前はスコップで粉砕していたので大分作業が楽になりました。
八丈島酒造
蒸留器

今後について

貯蔵タンクの後ろに大甕が数本。甕で1年程熟成している焼酎がありました。今後商品化の予定。楽しみです。

八丈島酒造
また、蔵の隣ではペンションを建設中。
八丈島酒造
2024年7月オープン予定。

最大5組まで宿泊できます。朝食は武宰士さんのお母さんが担当するそうです。八丈島訪問の際には是非ご利用ください。

■八丈島酒造合名会社

東京都八丈島八丈町大賀郷1576

HP:http://www.hachijojimashuzo.com/

八丈島
島全体

■東京島酒ラインナップはこちら

次回 八丈島出張⑤ ~樫立酒造訪問記~ に続く