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酒の勝鬨オリジナル!ピンクにごり2023

  • 2023/02/27
  • katidoki

日本酒担当堀口です。今回は私が販売企画をしたお酒をご紹介します。当社デザインのラベルを商品にあしらった「Kachidoki Label」の商品です。

ピンクにごり酒は発売から早5作目となります。

このお酒を販売するに至った経緯
それは蔵の営業さんとの会話から始まりました。杉田酒造のベテラン営業、船岡さんは月に1度当社に営業に来てくれます。試飲酒を数種類持ってきてくれて、それを試飲しながら気に入ったものがあれば仕入するというスタイルです。2018年の2月に営業に来てくれた際、いつものように営業を終えた船岡さんが最後に案内しにくそうに出してきた提案書がこのお酒でした。船岡さんとしてはピンク色のにごり酒という奇抜なお酒を私が仕入れるとは全く思わなかったので案内するのをためらったそうです。実は他社商品でピンク色のにごり酒を仕入れていましたが終売になってしまい、他メーカーで同様なものがないか探していたところでした。まさにグッドタイミング!10ケース(120本)注文入れました。今まで1つの商品で10ケースの注文を船岡さんにした事が無かったのでとても驚いていた反応が今でも忘れられません。興味ないだろうと思っていた酒を今まで一番注文したのですからそりゃあ驚きますよね(笑)

ラベルが良ければもっと売れるのに
ただ1つ問題があったのです。それがラベルのデザイン。ピンク色のにごり酒という可愛い見た目のお酒に対し、昔ながらな「渋い」デザインのラベルが貼ってありました。大変失礼でしたが「ダサい!」と思わず言ってしまいましたね。聞くと酒屋というよりはお土産店で主に販売していたそうです。探していたピンク色のにごり酒をようやく見つけたのにラベルの良し悪しで仕入しないのは勿体ない!「ラベルが良ければもっと売れるのに」と思った瞬間、当社にはデザイン担当利根川がいるのでオリジナルラベルをデザインしたものを貼らせてほしいとお願いしました。船岡さんはその場で杉田専務に確認してくれてOKが出たのです。ラベルがダサい!という失礼な事を言ったのにも関わらず快諾いただき、杉田専務には感謝しかありません。この一件からこの商品はスタートし2023年現在も毎年デザインを変えて販売させていただいております。

ピンクにごり
(左)もともとのラベル(右)酒の勝鬨オリジナルラベル

時代に合わせたデザインに
ラベルのカタチは毎年試行錯誤を重ねた結果、親しみやすい印象で、どのサイズの瓶にも簡単に貼れる丸型になっていきました。ピンクの色の出方も毎年印刷してできてくる色合いをみながら次の年の色合いを考えるのにいかしています。ピンク色で明るい印象のお酒のため、お酒を飲むことが楽しくなるように、毎年ポップなデザインにするよう心がけています。元々のデザインよりだいぶ現代的なイメージになると思います。

ラベルデザイン
2018年からのオリジナルラベルデザイン
3サイズのピンクにごり

雄東正宗 ピンクのにごり酒
価格(税込)1800ml 3,520円 / 720ml 1,870円 / 300ml 770円
栃木県 杉田酒造

味わい:アルコール度数が10%と日本酒の中では低アルコール。酸のアタックとにごりのまろやかな旨みの相乗効果でイチゴのような甘酸っぱさを感じます。

特定名称:純米酒
麹米・精米歩合:65%
アルコール度:10度
日本酒度:-60.0
酸度:3.0
酵母:ピンク酵母

発酵の際に赤色色素を生産する酵母「赤色清酒酵母」で醸したピンク色のにごり酒です。着色料などで色を付けているものではなく、米と米麹から造られる純米酒です。