勝鬨酒販株式会社

昨日、第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の結果発表がありました。

酒屋が選ぶ焼酎大賞とは？

焼酎の取り扱いが豊富で有名な酒屋が主催したイベントです。

酒屋が選ぶ焼酎大賞2021実行委員会
酒舗まさるや（東京）、泉屋（福島）、籠屋秋元商店（東京）、白菊屋（大阪）、とどろき酒店（福岡）、コセド酒店（鹿児島）
酒屋が選ぶ焼酎大賞のホームページはコチラから

280銘柄、138の酒屋がテイスティングをして投票し大賞を決めるイベントです。

もちろん弊社、堀口も参加して投票しています。

テイスティングがどのように行われたか、詳細はSHOCHU PRESSさんのイベントリポートがわかりやすいのでご覧ください。

YOUTUBEでも結果発表の様子が流されました。

以下、結果一覧です。

★芋焼酎部門 大賞
GLOW EP05
若潮酒造

芋焼酎部門 優秀賞
もぐら 群青
さつま無双

芋焼酎部門 優秀賞
KAGOSHIMA 20
鹿児島酒造

★麦焼酎部門 大賞
麦汁
豊永酒造

麦焼酎部門 優秀賞
無一物 五年熟成
壱岐の蔵酒造

麦焼酎部門 優秀賞
屋久島大自然 麦
本坊酒造 屋久島伝承蔵

★米焼酎焼酎部門 大賞
常圧豊永蔵
豊永酒造

米焼酎焼酎部門 優秀賞
豊永蔵 無濾過 自我田
豊永酒造

米焼酎焼酎部門 優秀賞
武の井 樫樽熟成
武の井酒造

★黒糖焼酎焼酎部門 大賞
紅さんご
奄美大島開運酒造

黒糖焼酎焼酎部門 優秀賞
あまみ長雲
山田酒造

黒糖焼酎部門 優秀賞
壱乃醸 朝日
朝日酒造

★泡盛部門 大賞
星の灯
米島酒造

泡盛部門 優秀賞
直火請福
請福酒造

泡盛部門 優秀賞
春雨マイルド
宮里酒造所

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👇現在、酒のかちどきで取り扱っている銘柄も賞をとったので、酒屋のコメントと焼酎蔵のコメントあわせてまとめましたのでご覧ください。豊永蔵酒造スゴすぎです＼(^o^)／

★芋焼酎部門 大賞

GLOW EP05

SOLD OUT(10/05現在)

酒屋コメント
・透明感のあるキリっとした食中酒として最適である
・派手過ぎず、ナイスなバランスだった
・バランスについて言及されたコメントが非常に多かった
・華やかでフルーティーな香り系焼酎にありがちな香りだけではない十分に芋の旨味も表現できており、非常に美味しかった
・アンチ香り系として悔しいほどの出来栄えだと感じた

研修室兼経営戦略室 室長：上村曜介氏コメント
営業部課長兼企画課企画デザイン責任者：吉井健一氏同席
・素晴らしい賞を受賞させていただきありがとうございます
・吉井氏「焼酎にももっと輝いてもらいたい」という思いで名付けたもので、五年前につくったものです
・中身とデザインを毎年変えて芋焼酎をつくってきました
・今まで仕込んだことがない仕込みを毎年チャレンジしていてます
・どんな焼酎ができるかイメージしているが、実際はわからない、ワクワクしながらつくっている焼酎です
・エピソード5は芋の基腐病という病気が流行っていて芋が入荷できなくて、急遽違う種類の芋を仕入れて仕込んだものとなります
・今まで嗅いだことのないブドウの香りがした
・つくっていて焼酎の可能性を感じた
・自分たちがワクワクしながら、皆さんにもワクワクを届けられる焼酎をつくっていきたい

★麦焼酎部門大賞

麦汁
麦汁(むぎしる)25度 1800ml
麦汁(むぎしる)25度 720ml

酒屋コメント
・豊潤でしっかりしたうまみがあった
・米のポン菓子のような甘みの後に麦の味わいがふわっと香った
・香り、味わいともにローストした麦の感じがずっと余韻として残った
・ダイナミックな味わい

豊永蔵酒造 常務：豊永遥氏コメント
・米焼酎蔵の麦焼酎を選んでいただいてうれしい
・コロナで大変な中、選んでいただいてうれしい
・規約農家の余っていた麦を使ってつくってくれないか？」という依頼でつくった
単発の予定でつくった焼酎でした
・10年前にはじめてつくり、麦焼酎としては後発、味わいを社内でディスカッション
「米焼酎の造りを活かして、常圧の造りでインパクトのある焼酎をつくろう」
・麦焼酎として個性のある味わい➡初めは賛否両論
・その後、もっと濃くして欲しい。もっと個性のあるものが欲しい。という声をたくさん多数いただいた
・個性をさらに強くする。味わいをさらに強くするという方向で年々バージョンアップ
・発展途中。更なる試行錯誤を続けている商品
これからもバージョンアップに期待してください
・豊永酒造の米焼酎と並ぶもう一つの柱として皆様に愛していただければと思っています

★米焼酎部門大賞

常圧豊永蔵
豊永蔵(とよながぐら)常圧蒸留 25度 1800ml
豊永蔵(とよながぐら)常圧蒸留 25度 720ml

酒屋コメント
・いぶした麦のような香り、お米のコクがあり、キレもとてもよかった
・しっかりとした重心が感じられた
・複雑でおもしろい味わいだった

豊永蔵酒造 常務：豊永遥氏コメント
・テーマのひとつである
「球磨の風土（テロワール）を焼酎として表現する」
・契約農家のお米100％
・米の魅力を感じて欲しい
・昔ながらのつくりでつくっています
・香ばしさと米の甘みのある味わいを表現
麦焼酎のような香ばしい香り、飲みやすさ、まろやかな甘みもある
・契約農家との関係を大事にしている
・「球磨」の土地について、司馬遼太郎が「稲作最高の適地」という言葉を残された
水も綺麗、気候もこめずくりに向いた湿潤な気候。素晴らしい土地
・最近、高千穂峰を登山。山から見る景色は素晴らしく「昔の人もこうして高千穂峰から市房山を望んで、球磨地方でに向かって稲作を始めたのではないか」と感じた

★米焼酎部門 優秀賞

豊永蔵 無濾過 自我田
豊永(とよなが)無濾過 自我田 2022年 25度 1800ml
豊永(とよなが)無濾過 自我田 2022年 25度 720ml

酒屋コメント
・むろかのパンチ力
・泡盛かのように感じるかのほどのたっぷりとした麹感があった
・余韻も非常に上品だった
・香ばしくオイリーでスパイシーな味わい

豊永蔵酒造 常務：豊永遥氏コメント
・「球磨の風土（テロワール）を焼酎として表現する」をもっと突き詰めた自社の田んぼで作ったお米100％でつくっています
・遙氏、農業経験のある中村まこと杜氏が無農薬で田んぼを管理
・朝早く起きて、仕事終わりに雑草、夜も雑草…
大変だったがだんだんと生態系がちゃんとしてきて、雑草はえない、虫もつかないいい田んぼになってきた
・テロワールの力強さ
米の風味をそのまま無濾過で仕上げている / 香ばしさインパクト / 口当たりまろやか
・米焼酎の新しい魅力、元からもっている魅力
両方伝えられる伝統的で新しい焼酎だと思っています

■黒糖焼酎部門優秀賞

壱乃醸 朝日
壱乃醸（いちのじょう） 朝日 25度 1800ml
壱乃醸（いちのじょう） 朝日 25度 720ml

酒屋コメント
・米麹感の強いしっかりスッキリとした黒糖感が楽しめた
・ふくよかな香り、でも飲み口は意外に軽めだった
・蜂蜜のニュアンスのある甘い香りとクリーミーな感じが初めてのものだった
・これぞ黒糖！

代表取締役：喜禎浩之氏コメント
・関係者の皆様ありがとうございます
・2001年発売、喜禎浩之氏が蔵に帰った翌年発売
・「黒糖の香りをより強調したい」がコンセプト
・奄美諸島でしかつくれない焼酎をいろんなにん方に楽しんでいただくために、より黒糖感が出せたらいいかな
という思いでつくってきました
・黒糖の溶かし方や配合考えてつくっています
・合わせるもののオススメは：黒糖、ヤギ
・話は関係ないですが、娘のアサヒの誕生日に受賞出来て嬉しいです！一緒に乾杯しますｗ
・知名度、認知度は低いですが、他の焼酎と同じように楽しんでいただけますように
・喜界島に行ってみたい。どんな人がつくっているのか会ってみたいと思っていただけるような焼酎をつくっていきたい

【最後に】

酒屋が選んだ飲んでもらいたい焼酎をお楽しみいただけると嬉しいです。

本屋大賞のように「今年の大賞の焼酎飲んでみよっかな！」と思っていただけるよう、成長して欲しい焼酎大賞に今後とも期待しています。