蕎麦前つまんで呑むお酒。これがいい。と、いったところで、行った蕎麦屋と、呑んだお酒をだらだらと紹介する「そばにさけ」第十五回は「京王堀之内 手打そば 車家」さん編です。土日休みの初日、目的が無いと終日パジャマ姿で終えそうな気がしてきたので、無理矢理プランを立てる。とはいえこれといった目的も見つからない。ふんわりとした状況から計画を決めるにはやはり「蕎麦」しかないだろう。何となく行ったことのない、遠くもなく近くもなく、そんな場所から浮上してきた場所が今回のお店。
決定した蕎麦屋から周辺を探ると駅直結のアウトレットモールがあるようだ。丁度いい、適当なスニーカーが欲しかったので計画が繋がってきた。電車に乗り、乗り換えなく目的の駅に到着したが、雨降りで寒い。今回はいつものランチではなくて夜営業の時間であったので時間は十分にあるし、暖を取りたいので早速アウトレットに向かった。幾つかのショップを巡り、スニーカー購入を終えた頃には蕎麦屋の開店時間が近づいていた。
寒いし、急ぎたいのでタクシーに乗り込み目的の蕎麦屋を運転手伝えると、え?と二度聞きされる。どうやら駅のタクシー乗り場に集まる人々は、自宅への行き先がほとんどのようで、行き先が蕎麦屋は予想外だったのだろう。タクシーを降り、お店に入ると暖かい火鉢がお出迎え。雨降りのためか、席はまだ空いていた。
早速席に着きまずは季節メニューから「百合根の天ぷら」と「おぼろどうふ」を注文しました。そしてお酒は「南 純米吟醸 雄町」をお燗で。