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週に一度は蕎麦を食う。いつからか忘れたけど習慣です。
蕎麦前つまんで呑むお酒。これがいい。

と、いったところで、行った蕎麦屋と、呑んだお酒をだらだらと紹介する「そばにさけ」第十二回は「中之条 そばきり 吾妻路」さん編です。

山深い場所にある温泉宿に行ってきた。事前の送迎予約を希望の際は、駅から乗るバスの時間が3つのいずれかと記されていたが、実際電話を入れて時間の話になると、申し訳ないですけど送迎のお時間が限られておりまして、14時のバスのみになりますと、書かれていることとは違う内容を切り出された。もう少しぷらっとしてから向かうつもりだったが、仕方あるまい。現地に行って解ったことだが、当日は自分達しか送迎を希望しておらず、そのような都合もあったのだろう。ちなみに路線バスも自分達のみの貸切り状態だった。

随分早い時間に宿に着いてしまったので、明日の予定でも考えようとスマホを取り出すと、圏外の文字。まさかと思い、WiFiを探すも出てこない。しまった、そういえばホームページにそんなことが書いてあったような記憶もあったが、それすらも確認することが出来ない。スマホ、いやネットすら繋がらない時間なぞ何年振りだろうか。この間に、仕事で何か問題が生じたり、親が倒れたりしても連絡は来ない。しかし、そう思ったらもう諦めるしかないし、なんかどうでも良くなった。今の時代に、こんな時間を過ごせるのは貴重だ。普段いかにネット社会に依存し、拘束されてることを再確認させらたし、それが悪いこととは言わないけれども、何か忘れていたものを取り戻す時間を過ごせたことは幸運だった。

さて話は戻り、バスを待つ時間前に蕎麦屋へゆく。開店前に到着すると待ち客は誰もいない。お店は古い屋敷のような門構えで、かなり立派。門の中に入ると日本庭園がありその奥にお店の入り口がある。店に入り、奥の席へと着くと、女将さんに「出し巻き卵」がお勧めですと言われたので、ここは素直に「だし巻き玉子」と「蕎麦味噌焼き」で一旦注文。そして、お酒は群馬ですから「群馬泉」をお願いした。

群馬泉(ぐんまいずみ) 純米吟醸 淡緑

群馬泉でそこそこお得なプライスだったので山廃本醸あたりと思い込み、お燗を依頼して飲んだところなんか違う。改めて確認すると、こちらの夏酒「淡緑」だったようです。

お燗にしても変ではなかったけど、こちらはやっぱり冷で改めて頂きました。

メロンのようなジューシーさがある反面、夏酒にしてはどっしりとした旨みのあるお酒で、ただ爽やかじゃないところが群馬泉というか、島岡酒造さんらしいですね。

1800ml

3,334 円

115845

*価格表示は【税抜き】です。

価格の下にある数字は商品番号です。
お電話・FAXでのご注文時はこちらの番号をスタッフにお伝えください。

TEL:03-3543-6301 FAX:03-3541-5705

「だし巻き玉子」は出てきてびっくり、超特大。添えられたおろしには梅が混ざっている。小分けに切り分けて頂くと、超ふわふわ。確かにお勧めするだけはある美味しさです。そして、さらにびっくりしたのは出てきた「そば味噌焼き」。そば味噌っていうか、カニ味噌じゃん。しかもこちらも超山盛り。石の上にこんもり盛られて焼かれた中身は、カニ味噌の他に、カニかエビの皮?が細かく刻まれたものや、ネギ、しいたけ、ジャコ?などが混ぜ込まれていて、かなり個性派な味噌焼きでした。

量も量だし、味も酒が進んじゃうので、ここはもう一杯と、群馬の地酒「馥露酣(ふくろかん)」をチョイス。こちらのお酒は、銘柄「大盃」で知られる牧野酒造さんの限定銘柄。「男が ゆっくり 胡座で飲む酒」がキャッチフレーズのお酒だそうで、しっかりとした味とキレのある、旨辛なお味でした。

本当はもう一品行く予定でしたが、大盛りなそば前に路線変更し、この辺でもうシメの蕎麦にすることにした。注文方式は、4種の蕎麦「手挽きそば切り」「極太切り」「中太切り」「細切り」と、「そばつゆ」「鴨汁」「きのこ汁」のどれかを選ぶ仕組みなので、「手挽きそば切り」「細切り」、「そばつゆ」「鴨汁」で注文。「手挽きそば切り」はしっかりそばの味と、少しちぎれるくらいの感触で、「鴨汁」と味が染みて相性が良い。「細切り」は、思っていのよりは太めでしたが、結構味濃いめの蕎麦つゆにサッと絡めてつるっと頂きました。

いずれにしても蕎麦も量は多いので、先代のお言葉のように、蕎麦前多めで蕎麦は人数以下を頼んでシェアするのをオススメします。

「蕎麦屋は 美味しい酒と 酒肴を楽しみ 最後に少量のそばきりで締める」
亡 我妻路 初代店主 高橋真郎