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週に一度は蕎麦を食う。いつからか忘れたけど習慣です。
蕎麦前つまんで呑むお酒。これがいい。

と、いったところで、行った蕎麦屋と、呑んだお酒をだらだらと紹介する「そばにさけ」第十一回は「熱海 蕎麦あさ田」さん編です。

久々のやや遠出。目指すは日帰り温泉も十分可能な湯河原へ。しかし、向かう”温泉前”蕎麦屋は、なぜか駅ひとつ先の超有名温泉地へ。その駅へ降り立つのは人生初でしたが、最近再開発されたと思われる近代的な駅ビルでとても綺麗ではあるが、湯けむり気分はあまりしないしイメージとは違った。そして人でごった返しで、なんか東京にいる感じとあまり変わらないなと思っていると、人の多さが影響してか、荷物を収めようと向かったコインロッカーまで満室だ。

参ったなあとノーアイディア状態で無気力感全開になったが、ふと横を見ると、例の近代的駅ビルにもロッカーがあるとの案内を発見。急ぎでエスカレーターを登りその場所に到着すると、空きはまだあり今度は大丈夫そうだ。しかも交通系カードで利用できる近代型ロッカーだ。この仕組みは本当に便利だよね。やっとの思いで荷物を収めてロックし、操作パネルへ向かうと、知らないおっとさんが、わなわなしながら自分達の番号を押そうとしているじゃないか。このまま払ってくれればラッキーかとも思ったけど、よくよく考えたら取り出し出来ないじゃないかと思い、横から素早くスチールして早押し成功。近代型VSおっとさんは永遠の課題ですな。

体は身軽になったが、少し前から降り出した雨足が強まってきた。傘を取り出し雨風をしのぎつつ歩いて5分くらいのところで、目的の蕎麦屋が見えてきたが、雨だというのに既に並んでいるのが見える。最後尾に付き、開店時に入れるのか不安でいると、店員さんが人数の確認でやってきて、自分たちのすぐ後ろの組までが初回チームと言われてほっとする。開店後、カウンター席に通されたが、目の前に一升瓶とかんすけが見える絶好ポジション。早速注文をと、いつものそば前「焼き味噌」「鴨焼き」、そしてちょっと贅沢に「湯葉刺し」までいってみた。そして、まずいただくお酒は目の前に並ぶ酒から、「たまか 特別純米」をチョイス。

旭興(きょくこう) たまか 特別純米酒

以前紹介した「那須茶寮」に続き、栃木の渡邊酒造さん「旭興」の銘柄から、落ち着いた味わいを目指す「たまか」シリーズの特別純米酒。

まずは、常温で一杯頂く。米の甘みと丸みのある口当たりに癒される。だけどそのままではなくて、最後はキリッと切れ味で締めてくれる。さっと出てきた「焼き味噌」にも丁度よく溶け込みます。

さらっと飲みきってしまったので、続いて上燗でもう一杯付けてもらった。やや高めの温度で軽やかさが出てさらに癒される。ゆっくり冷めてきた辺りで再び米の甘みが優しく包み込む。

1800ml

2,650 円

112875

*価格表示は【税抜き】です。

価格の下にある数字は商品番号です。
お電話・FAXでのご注文時はこちらの番号をスタッフにお伝えください。

TEL:03-3543-6301 FAX:03-3541-5705

お客さんがいっぱいだし、出てくるのは遅いかと覚悟していたが、「焼き味噌」「湯葉刺し」と、続けてさっと出てきて、とてもいい流れでお酒も進む。「焼き味噌」は、やや白味噌路線で、蕎麦の実を刻んだものとネギが混ざっていて、味はやや塩辛さもあるのですが、ちょっと多めに焦がしてあり、その焦げ目と塩辛さが混ざるといいバランスになるのでした。

「湯葉刺し」には、ミョウガ、生姜、などの薬味が添えられていて、湯葉で包めば、湯葉の甘みと薬味のシャープさがミックスされてとても良い風味。さらにお酒が進んで、ビンテージが古めでちょっと気になった今まで飲んだことのない岩手の「酉与右衛門(酔右衛門)」を常温で挟んでみた。超辛口とあるだけあって結構な切れ味で、ビンテージのわりには熟味はそんなになくスッキリ。こちらもお燗が良さそうです。

そして、蕎麦屋と言ったらこちら、「蕎麦焼酎の蕎麦湯割り」も行ってしまおう。

蕎麦焼酎 峠(とうげ) 25°

日本酒「菊秀」などで知られる信州佐久の酒蔵・橘倉酒造さんの蕎麦焼酎「峠」の最もポピュラーな銘柄です。

そば焼酎も色々とありますが、こちらの「峠」は、そばの風味がかなり濃いめに出ている部類なので、人によってはちょっと臭さを感じるかもしませんが、これを蕎麦湯で割ると、味がブレずにしっかりとしたそば味を堪能できるそば焼酎に仕上がるのです。

この組み合わせは絶品。蕎麦屋でしか味わえない醍醐味です。

提供方法は、蕎麦湯が別途付いてくる仕組みで、少しずつ味を変えながら飲めるのも非常に有難い、良いシステムでした。

1800ml

2,550 円

15086

*価格表示は【税抜き】です。

価格の下にある数字は商品番号です。
お電話・FAXでのご注文時はこちらの番号をスタッフにお伝えください。

TEL:03-3543-6301 FAX:03-3541-5705

その後やってきた「鴨焼き」は、ほんのりとレア状態で、とっても柔らかい! 味付けは甘柔らかなタレが掛かっていて、少し洋風な雰囲気がありました。そして、本日シメにいただく蕎麦は、「辛味大根せいろ」と「胡桃だれ蕎麦」となりました。

蕎麦は声掛けで作ってるくれるよう、最初の段階でお願いしていたので、蕎麦前も出揃ったのでそろそろと依頼すると、結構すぐ出てきて、ちょっとあたふたしましたが、仕上げが早くていい感じ。蕎麦は、長方形のせいろに3つの山で綺麗に盛り付けされて、細めに刻まれて少し透明感もあります。

上品な見た目の印象よりは、しっかりとしたそばの香りと味、そしてコシもあり、ほどよい加減に食べごたえ、そして軽快な喉越し。辛味大根の他に、かつ節とネギが添えられてましたが、辛味大根とかつ節の相性ってやはり最強です。

一方、胡桃だれは、今まで食べてきた中では一番サラサラとしていて、胡桃の濃醇さと蕎麦つゆ本来の味わいも感じられる、とても美しいものでした。こちらには薬味としてミョウガが添えられていてましたが、この組み合わせは初体験でしたが胡桃だれと相性の良さに驚きました。

カウンター席での食事でしたが、席間やテーブルも広くてゆったりと気持ち良くいただけました。お昼からでしたが、かんすけの使用頻度結構高く、普段から燗好きの常連さんが結構いるようでしたし、ついついゆっくりしたくなるお店でした。

満員になってからも続々とお客さんがやってきてましたが、待ち時間を聞いて帰っていく人も少なくなかったです。オープン時間に間に合わない時は、1時間後くらいに来るとスムーズに入れるような印象でしたので、ご参考に。

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