蕎麦前つまんで呑むお酒。これがいい。と、いったところで、行った蕎麦屋と、呑んだお酒をだらだらと紹介する「そばにさけ」第六回は「那須町 那須茶寮」さん編です。
酒蔵見学ついでに温泉でも行こうかと、蔵元付近の埼玉で温泉宿を探していたつもりが、どういう訳か辿り着いたのは遠く離れた那須塩原。宿の送迎指定場所であるバス停まで向かう途中で、蕎麦屋へと向かうことにした。地方の路線バスでは、まず交通系カードは使用出来ず、整理券を取らされ現金精算を強いられる。番号を眺め降車の際には指定金額を、ちゃんと見てるか分からない運転手横の機械に投入するが、ひとついい発見があった。途中乗り込んできた地元のおじさんが、乗った際直ぐに両替をしていたのだ。なるほど、これなら降りる時に小銭が足りず、両替で焦る必要がない。早速、次回から実践してみよう。
乗車から約30分くらいしたところで、目的の蕎麦屋近くのバス停に辿り着いた。目の前には人気のない戦争博物館なるものがあり、永遠と軍歌のようなものが流れていて、なんだか怪しい。そこはさっとスルーし、遂に目的の蕎麦屋へ到着。駐車場付近から庭にある階段を登っていくと、ギャラリーを思わせるような建物が見えてきた。全く蕎麦屋とは思えぬ作りで、ここで間違ってないかと不安になりながらドアを開けると、店員さんが優しく招き入れてくれた。
開店間もない時間で、自分たちが最初のお客であったが、その後しばらくして続々とお客さんが入ってきて、あっという間に満席に。早めに行動しておいてよかった。窓からは田んぼ畑が広がり、遠くには山頂が白んだ山々が見える。ついついぼーっとしてしまいそうだが、早速メニューを眺めるとシンプルな構成だった。何かをつまんでからと思ったが、それらしいものが無いようなので、ここはオススメと言われた「天ぷらそば」と「とろろそば」を注文する。そしてメニューにある「店長のおすすめ地酒」は何かと尋ねると「旭興」とのことなので、そちらを頂くことにした。
旭興 純米吟醸 生原酒 雄町
帰り際に「旭興」の何かと尋ねたら、こちらの「雄町」ということでした。「雄町」って、もっと旨口だったりキレ系な印象なので、ちょっと意外でした。
1800ml
3,000 円
17623
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