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再び串木野港に戻り、本日も石山さんと佐々木さんもご一緒に蔵巡りをいたします。
本日まず向かうは大和桜酒造さん。車に乗り込みいざ出発! しかし今日も天気が良い!

串木野港からは15分程度で大和桜酒造さんに到着しました。到着すると若松徹幹さんが、お忙しそうに走り回っておりました。

大和桜酒造

大和桜酒造さんのあるいちき串木野市湊町は、いちき串木野市の中南部、大里川及び八房川の下流域に位置し、旧市来町の中心地でありました。大和桜酒造さんは大里川河口近く、国道3号を少し入ったところにあります。国道沿いにはスポーツなどで有名な神村学園もありました。

大和桜酒造さんは1868年創業。手間のかかる「手造り」で焼酎造りを行っています。焼酎造りでは珍しく、米蒸し作業は甑(こしき)を使い、麹は室蓋、1次・2次仕込みともに甕壷仕込み。熟成による円やかな焼酎が特徴です。5代目杜氏の若松徹幹(わかまつ てっかん)さんは、昭和52年生まれ、東京での広告関係の仕事を経て蔵に戻ります。創業当時からの手造りを継承しながらも、斬新なラベルデザインは他業界からも注目されてます。

大里川河口と、フェリーから見えた猿の島「沖ノ島」

蔵見学とお話

「大和桜」のラベルには「本手造り」の記載があります。その定義とは、

麹造りを麹蓋(こうじふた)等を用いた自然換気保温室で自然の換気、通気と手入れ攪拌によって製造した焼酎乙類(本格焼酎)でなければ、
「手造り」の文字を表示してはならない。

麹造りにだけ上記の定義を満たせば、「手造り」の表記ができるのにもかかわらず、米蒸しを甑で行い、甕壷で仕込むストイックな造りを行っているため通常の手造りに「本」を付けています。

麹を蒸す甑と、麹蓋。

 

麹米は、鹿児島県産のお米を使用しています。麹米に高いお米は意味ない?とも言われてるようですが、そんなことはなく焼酎の出来に影響はあって、関係ないことはないとのこと、生成される酵素や、香りに影響があるとのことです。

綺麗な醪をしています。これもお米が良いからとのこと。

今ある環境の中で工夫を加えていきたい。まだまだ掘りようはあると言います。

二次仕込みも綺麗な色をしています。かめ壷で丁寧な作りがされています。

ちょっと変わった蒸留機と、芋蒸し器。

芋は高圧洗浄され、複数人数で必ずダブルチェックを怠りません。
瓶詰め、箱詰め場。バケツはBRUTE製が使いやすく、お気に入り。

いも地蔵のお話

瀬戸内海に浮かぶ愛媛県・大三島にある向雲寺境内に「いも地蔵」と呼ばれる史跡があるそうです。江戸時代に鹿児島からサツマイモを持ち帰り、飢饉から島民の命を救った六部行者、下見吉十郎を祀ったもの。いも地蔵の言い伝えは大三島と周辺の島々はもちろん、サツマイモ発祥の地である鹿児島でも広く親しまれているそうです。

この話を元にした「いもじぞう」という絵本があったそうです。現在では絶版となってるようですが、良い話じゃないか!という事で、再版を目指しつつ、この芋ストーリーを再現する、愛媛〜鹿児島間300kmを歩いて旅をする企画が、Paper Sky誌であったそうです。その愛媛がら持ち帰ったサツマイモで大和桜酒造さんが作った焼酎がこの「IMO-JIZO-Shochu」なのです。徹幹さんは、この焼酎が完成されるまでのストーリーをイベントなどの場で語ると、お客さんの食いつきが全然違うと言います。ある意味、このようにストーリー性のある商品こそが、エントリーモデルなのかもしれませんね。「IMO-JIZO-Shochu」は、近日発売予定です。

ラベルは出来上がってるようです! 掲載されている雑誌。

 
 
徹幹さんは、様々なワードを織り交ぜながら、大量ボキャブラリー・ラッパー並みの超速回転で話しをされる方なので、ぼんやり生きている自分としては付いて行くのに必死で、記録が出来ていないことにふと気づく。。。 こんなことなら録音しておくべきだった・・

それでも印象深かった現在の焼酎事情についての話の中で、「カジュアルで本格的である」あることが大事とおしゃっり、時にはファッションとしてのお酒も必要ではないかと言います。

徹幹さんの経歴やDJなどなど、様々な活動が示す「カジュアル」、そして大和桜の焼酎を飲めば伝わる「本格的」の両面をまさに体現してる人であり、焼酎だと思う。そんな徹幹さんでも模索を続けているということは、なかなかハードコアな時代だと思いますが、他業界との接点の多い徹幹さんならきっと、クロスオーバーな世界を魅せてくれるであろうと期待しております。

最後に蒸したての黄金千貫を頂きました! 壁には親子三代の素敵な写真!
最後に記念写真!

  
徹幹さん、お忙しいなかありがとうございました!

「大和桜酒造」商品は、Rakuten、amazonにて販売中です!

番外編

徹幹さんからオススメ・ランチに、「大衆中華 蘭蘭」から「JAZZ&自家焙煎珈琲 パラゴン」コースをご提案いただいたので早速向かいました!

「大衆中華 蘭蘭」に着くと、看板にはパンダのイラスト! ってことはそういう事ですね、歴史を感じさせます。皆さん思い思いの注文をしますが、自分は初めて行く街中華で必ず注文する「味噌ラーメン」と「焼き餃子」をチョイス。早速いただくと「味噌ラーメン」は、さらっとしたスープ味が中心で味噌のテイストは控えめ。「焼き餃子」は、ニンニクがかなり効いた野菜がペースト状になっていて、個人的には好きなタイプですが、これは夜に酒と一緒にだらだら食べたいなと思った。

続けて「大衆中華 蘭蘭」からすぐのところにある「JAZZ&自家焙煎珈琲 パラゴン」へ向かい到着。ツタで覆われた入り口を入ると奥正面にはどでかいスピーカー。「パラゴン」とは、このJBLによって作成された1ピースステレオスピーカーの名称で、1957年から1983年までの間に販売され、当時でも160万〜350万もした超高級品なんです。

ジャズの流れる店内で頂くアイスコーヒーは、結構ビターなテイストですがアイスの氷がなんとコーヒーで出来ている!本当なら氷が溶けるまでゆっくり頂きたいところでした。それと、徹幹さんから六代目百合が何故かあり、パラゴンで飲む百合がムチャクチャ美味い!ということで、佐々木さんが注文してくれました。なんだろう、コーヒーの香りが溶け込んでるのか、ほのかにロースト的な香ばしさとビターな香があります。訪店した経緯をお店の方に伝えると、ロックの六代目百合もサービスで出てきました! 二人は運転、佐々木さんは船酔い気味という事で、湯割とロックをぐいっと独り占めしたところで足早に次へと向かうのでした。

徹幹さんが地元の宝だという「パラゴン」は、確かに素敵なお店でした。

パンダのイラストと、ツタがぎっしりの入り口です。

 

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おまけ

求められてないと思いつつ、今回も「この焼酎に聴きたい!」でございます。

徹幹さんのバイプレイヤーとして他ジャンル交流とか、フリーソウル系のDJとしての活動とかを知ると、当時自分はジャンルが違うものが好みだったし、でもたぶん宇田川町の小箱でフロアーを挟んで徹幹さんとはニアミスしていたかもとか想いながら、今回はこの作品にしましょう。

Nilüfer Yanya – Miss Universe

様々なジャンル融合系音楽は、足し算的なものが多いと思うけど、この人は内側からジャンル破壊を試みているようで、なんか新しく清々しい。まぁ本人は意図的ではなく自然な表現なんでしょう。これがまだデヴュー作ということで、今後も期待しかない。