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2019年2月18日、営業の3名、峯岸、高田、後藤、そして私柳澤で、秋田県仙北郡美郷町 栗林酒造店さんへ行って参りました。東京駅から秋田新幹線こまちに乗って3時間ちょっと、大曲駅に到着。改札を出たところで、代表/製造責任者 栗林直章様にお迎いただきました。

東京もそうでしたがこちらも先週は寒かったようですが、今日はわりと暖かくて想像していたのよりは寒くない!やはり今年は全国的に暖かいようで、現在の積雪はイメージとしては例年の3月くらいの量らしいです。とはいえ、田んぼに一面の雪景色などはとても綺麗で、ぼんやりと眺めながらいると栗林酒造店さんに到着。

自宅兼蔵元様である栗林酒造店さんの建物は昭和の初めに建てられたものだそうです。天井の高い和室でお茶を頂きながら、しばらく栗林直章さんとお話を致しました。

栗林酒造店のこと〜洗米と浸漬

現在蔵人さんは6名いらっしゃり、就業時間は昔から8時から17時で、何かあった時は自宅に住む直章さんが対応出来るので、夜間の作業は行なっておらず泊まり込みの蔵人さんもいません。前任の杜氏さんも近所に住んでいたそうで、皆さん通いながら酒造りをしているそうです。

直章さんの代になった頃は普通酒の割合の方が多く、「秋田」という銘柄の普通酒もあったそうです。そして当時の出荷の7割が地元でしたが、現在は逆転して県外が7割という量。造りの量は年間で約600石と、人気であるNEXT5の蔵元さんというイメージからは決して多くはなくて、身の丈で出来る限りのお酒を仕込んでいるというところでしょうか。そして今期より醸造用アルコール添加は仕込まず、全量純米酒にするとのことでした。

部屋のガラス戸から見える作業場では、蔵人さんたちが丁度洗米作業をしていました。今日は蒸しなどは無く、本日の作業としてはこの洗米くらいだそうです。水流式の洗米機で洗ったお米は水分を含ませる為の浸漬へ移されますが、お米が水をどれくらい吸ったか調べるには重さを測るそうで、その方法としてお米を移動させる為につり下げ式のリフトがあるのですが、そこに重さを測る機能を付け加えて測っているそうです。

洗米されたお米は温度が上がるそうで、一日置いてから蒸しに入りますが、それまで保温シートを巻いて保温させて置くそうです。また浸漬は、お米の状態によって含まれる水分が異なるので、どれ位水を含ませると良いかなど、細かい数値設定を毎回しながら水を含ませているそうです。と、蔵の中を見学する前にお腹が空いてきたところでランチへと向かいました。

美郷町六郷 げんぱてい

栗林酒造店さんから歩いて5分のところにある飲食店・源八亭へ到着。こちらの場所は「国之誉」などの銘柄を醸していた蔵元跡地を活用し、商用施設と地域コミュニティの場として改装された場所にあるお店です。この付近には以前は4つの蔵元があったそうですが、現在では栗林酒造店さんと高橋酒造店さんの2蔵のみとなったそうです。

そんな由緒ある場所にて頂くランチは、営業3名は仲良く「三郷たぬ中チャーハンセット」、栗林社長と自分は本日のランチ「マグロのチンジャオロース定食」に致しました。「たぬ中」とは、たぬき風そば風ラーメンでB級グルメ的なメニューです。自分のランチは、マグロに中華っていう組み合わせが意外と美味しかったです。

帰り際に施設内で売っていた六郷の水で作った100年以上の歴史のある「仁手古サイダー」もゲット!

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清水の郷 美郷町 〜 竹うち祭り

栗林酒造店さんのある美郷町は町内に126ヶ所もの湧水が確認され、環境庁の名水百選にも選定された水の豊かな町です。先ほどゲットした「仁手古サイダー」もこの美郷町六郷の湧水で作られた百年以上前から作られているサイダーなのです。もちろん栗林酒造店さんで使われる仕込み水もこの六郷のミネラル分が少ない軟水の湧き水です。そこで蔵元へ戻る前に、実際に水が湧出る場所へと案内して頂きました。

向かったのは「御台所清水」と呼ばれる場所で、鷹狩りにいらした江戸期の秋田藩佐竹氏の殿様が、料理用にここの水を使われたことからこう呼ばれているそうです。夏場に比べると水かさはだいぶ少ないそうですが、雪解けと共にどんどん水が湧き出てくるそうです。驚いたのは、この地域に水道は無くて家庭でも地下水が使用されているというから羨ましい限り。

次に寄ったのは、ちょうど先週行われたお祭り「竹うち」の会場。この「竹うち」とは、町を南北2軍にわけ、7〜8メートルもの青竹で打ち合うという肉体派な祭りで、北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米価が上がると言われてるそうです。また、そのお祭りに合わせて雪でかまくら作られるのですが、かまくらといえばドーム状のものを思い浮かべると思いますが、こちらの地域のものは天井はなく、正方形の形をしており、豊作を祈る、不幸を除去する、その年の吉凶を占うという3つの目的で、この形になっているそうです。

本日はここまで、つづく。。