新木場だより 2017年9月
こんにちは、新木場倉庫の佐藤です。
新木場だより 9月号です!
今回も、「酒の勝鬨」の倉庫で働いている者のおすすめのお酒だったり、新着情報だったりを配信致します。
今月の小野寺(裕)
小野寺 裕の今回のおすすめ焼酎はこちらです。
大正11年創業の弥生焼酎醸造所さんが手がける黒糖焼酎です。
常圧蒸留のみで仕上げるため、黒糖の香りと甘みが強く感じられます。
甕仕込み、樫樽で3年以上熟成させることで色は琥珀色でウィスキーのような香りも感じられます。
「まんこい」とは「千客万来」 「手招き」という意味があります。
今月の小野寺(友)
小野寺 友洋です。9月もだいぶ過ぎましたが、まだまだ気温の高い日が続いていますね。
でも、この時期にだんだん涼しくなるというのは、そのまま冬へ向かっていくことなのだと考えると、
もう少し、汗ばむくらいの陽気でいてくれてもいいなと思ってしまいます。
そんな緩やかな秋への移り変わりの中で、各酒造さんから続々登場してきているのが、ひと夏寝かせたお酒「ひやおろしです」
今年もたくさんのひやおろしの中から、今回は山形県、加藤喜八郎酒造さんから届いた
「大山 特別純米 ひやおろし 酒の勝鬨別誂え」をいただきました。
☆【日本酒/ひやおろし】大山(おおやま)特別純米 ひやおろし 酒の勝鬨別誂え 1800ml
☆【日本酒/ひやおろし】大山(おおやま)特別純米 ひやおろし 酒の勝鬨別誂え 720ml
こちらの商品は春先限定で出荷される特別純米酒を、更に酒の勝鬨限定でひと夏熟成させてもらった貴重な一品です。
ひやおろしらしいしっかりとした旨味が感じられ、それが上品に口の中全体に広がっていく至福のひと時。
陽が落ちれば澄んだ涼やかな空気が流れてくるこの季節にぴったりです。
今月の佐藤
佐藤です。今月おすすめさせていただきたいものはこちらです!
野花梅の産地は、二十世紀梨で有名な鳥取県湯梨浜町野花(のきょう)地区にあります。
野花梅は日本でも、この地区周辺だけで生産される珍しい品種です。
飲み方は良く冷やすも良し。お燗にするも良し。です
今月の梅津
梅津です。
「酒は純米 燗ならなお良し」
これは、清酒業界では有名な故 上原 浩 先生の残された言葉です。 今月ご紹介するのは、お燗酒を代表する一本
「神亀(しんかめ) 純米辛口」です。
醸造地は埼玉県の神亀酒造。
蔵は熟成純米、食中酒、を念頭にしています。このお酒は2年熟成させており、どっしりと深みのある旨味は、お燗することで一層膨らみ、料理を引き立たせます。
骨格がガッチリしており、高い温度帯でも味のバランスが崩れることなく花開きます。
お好みですが、とびきり燗(55℃近辺)でもいいでしょう。料理はより美味しく、酒はついもう、一杯、二杯。
そんな、料理とともにあるお酒です。
私はご縁あって、冬季はここの蔵で働かせて頂いています。夜が明ける前に一日が始まり、ひたすら基本に忠実に、手作りにこだわる。
全量純米蔵(※)となった、まさに純米酒のパイオニアです。
酒造りの日々は厳しいですが、それに裏打ちされた力強さと、清酒への熱意がこのお酒にはしっかりと残っています。
純米と御燗酒が少しでも身近になって頂ければと思います。
ぜひお手にとってみてください。
(※)製造される日本酒すべてが純米の蔵
今月の柳澤
柳澤です。
もうすぐ十月ですが、まだ暑い日がありますね。そんなわけで、引き続き焼酎のソーダ割に合うやつを、しつこくやって参ります!
今回紹介するのは、こちら!
☆【芋焼酎】蔵の師魂(くらのしこん) The Green 1800ml
☆【芋焼酎】蔵の師魂(くらのしこん) The Green 720ml
今年新登場となったこちらの焼酎は、最近増えてきている「ワイン酵母」で仕込んだ芋焼酎です。
これまで幾つかのワイン酵母仕込みの焼酎を飲みましたが、どれも通じてふわっと華やかなでいて落ち着いた香りがあり、さらにちょっとした酸味のようなものを感じるんです。
それが、ソーダと合わせると凄く相性がいいんです!
ソーダと合わせるとパッション系のフルーツ風味が華開く感じでスッキリうまし!
ソーダ割に限らず「ワイン酵母」仕込みをまだ飲んだことのない方にも、ぜひお試し頂きたいですっ!
よくのむ 第8回 「Castle」
最近通いだした店がある。そこはもともとパブとして始まったようだが、ご時世から現在はパブ風定食屋としてひっそりと営業している店。
その日は自分ツッコミが異常に早いスキンヘッド高齢と、自分は朝丘雪路、連れは美空ひばりに似てると譲らない美人高齢とのひと時。
話を始めてすぐに「違うかっ」と、デコをペンっとひっぱたく恒例行事に何もできずにそっとしていると、最近外人客が増えていると高齢ママが話し出す。
なるほどカウンター内に貼られた英訳の文章はそういうことだったのか。
「どこから来ましたか」「学生ですか」「富士山は見ましたか」などと書かれた横に筆記体で書かれた英文。
しかしなぜか下のほうに太字で「Castle」と書かれていて不思議に思っていたら
高齢ママが、「英語でお城ってなんていうのか分からなくて困っちゃったのよ」
と、謎が解ける。
これで次から安心して城の話題で盛り上がれるねとほっこりしてる横でデコペン高齢が
「フランス語ではシャトー。シャトーっていってもラブホテ、違うかっ、ペシッ」
さて、帰るとするか。
え~、こんな時はスルッと飲めるお酒が欲しいってことで、
☆【日本酒】白隠正宗(はくいんまさむね) 特別純米 誉富士 1800ml
5年前に全量純米蔵へと変更をした蔵元のこちらのお酒は、昨年ANA国内線プレミアムクラスの機内酒に採用されて話題になりましたが、
そのような場所で採用されるってことは、ある程度飲みやすさがポイントだと思います。
静岡県の日本酒で使用頻度が徐々に増えてきている地元産米「誉富士」を使用したお酒で、程よくフルーティーでキレがあります。
静岡のお酒全般に感じる、柔らかくスッキリとした質感がありつつも、しっかりとした旨味もある男っぽさも感じるところが、このお酒のいいところ。
最後までご愛読頂き有難うございました。
今後共、酒の勝鬨を宜しくお願い致します。