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今月のピックアップ酒 農口(のぐち)観音下(かながそ)

  • 2022/11/14
  • katidoki

酒の勝鬨トネガワです。飲食店向け会報誌『かちどき11月号』今月のピックアップ酒は農口(のぐち)観音下(かながそ)です。

日本酒仕入れ担当:堀口コメント
酒銘の観音下は蔵のある土地。
霊峰・白山の伏流水に惚れ込んだ農口杜氏がこの地を選びました。
自然豊かな土地を表現したのが本酒。
決して派手ではない酒質です。
穏やかなんだけどふくよかさもある。
冷酒~燗まで万能。
しみじみ旨い。気付けばもう一杯。そんな酒です。
皆様の料理を引き立ててくれます。
※お燗の際には少しだけ水を入れ、アルコール度数を下げて燗をつけてください。

飲んでみました。
合わせたのは前から気になっていた駅弁『富山 ますのすし』
農口 観音下は石川県。ますのすしは富山県。北陸セットです。

ますのすし

ますのすしオープン!

ますのすし

わっぱ+竹、おお~すごい誂え!

ますのすし

開けるとますのオレンジと笹の緑がとても美しいです。

ますのすし

ますのすし×農口 観音下
程よく酸っぱいますのすしを穏やかな農口観音下が受け止めてくれます。

観音下は堀口のコメントにもある通り『決して派手ではない酒質です。穏やかなんだけどふくよかさもある。』
少し昔ながらの日本酒を感じさせる味わいです。

香りがある。フルーティー。若い人にオススメ。と言われているお酒とはまた違う大人なビターなお酒です。月の井などもこんな雰囲気が楽しめるお酒だと思います。若い人にも是非、この辺りの日本酒の魅力を感じて欲しいです。そして美味しい和食の未来を築いていってほしいです。

『新しいものが流行ると古いものの良さがまた感じられて、それが切磋琢磨してまた美味しいものが生まれる。』とラジオたまむすびで「salsa」のスズケンさんがラーメンに対しておっしゃっていたことが日本酒にも通じると思いました。

大人なビターなお酒がなぜいいかというと、とにかく食事の邪魔をしないお酒だからです。キャッチャー的な存在でしょうか。どんな球も受け止めてくれます。
高級なお寿司屋さんほどこういうお酒を好んで注文していただけます。
どんな和食にも合うと思います。ますのすしのような酸のある食とでも美味しいですが、アルコール度数18度と少し重めな酒質なので、鍋や煮物といった濃いめの味付けのものとも味わっても美味しいと思います。食事に合わせて加水してお燗してみてもおもしろいと思います。飲食店での美味しい料理とも合わせてみたいお酒です。

ますのすし

ナイフで切りながら、笹をよけながら食べるのは少し食べずらかったですが、食べずらさがゆっくり食べれる要因となりいい感じでした。笹も押し寿司な感じも絶対必要なので問題ないです。

この後、農口観音下を少し加水してお燗して飲みました。しみじみ美味しくまた一杯、また一杯といってしまう美味しいお酒でした。このお酒の加水燗はオススメです。

農口 観音下

農口尚彦研究所 観音下(かながそ)
原料米:五百万石ほか/アルコール度数18%
1800ml 3,300円 / 商品番号27884
720ml 1,650円 / 商品番号27885
※11/14現在:店頭少数販売、営業注文販売のみです。